果て遠い夢駆ける草原#8

<2006モンゴル その7>

何時間も走ってチェチェレグの入り口に到着すると行く時には無かった公安の検問所が出来ていた。テントだけど。
警察は我々にパスポートを要求した。皆「?」、でも仕様が無いから・・・
ドライバーのモギが皆のパスポートを持って行って何かの話をしてきた。ともかく通過。
チェチェレグに入りながら何だったかと聞いてみると・・・
それはそれは恐るべしのペスト発生の事だった。チェチェレグにペスト患者が出たそうで出入統制にしている事・・・
町は相変わらず静かだったが、200人も死んだという信じられない事をモギは話していたのだ。
200人か20人か分からないけど車を止めなくてチェチェレグから出る事にした。
反対側のチェチェレグの入り口が見えてきた。あそこを通過すればペストから脱出できるのだった。
し、か、し、あそこにも警察がいたのだ。
それから警察は、あちに行け~こちに行け~・・・チェチェレグの周りを行ったり来たり、時間が流れてしまった。
皆はビビッていた。
草原を横切って町を離すとしたがパトカーが何時の間にか付いて来てまたチェチェレグの出口に戻ってしまった。
どうしよう・・・。
実はこのチェチェレグから人が出られないのだった。外国からの観光客でただの通過だとOKだろうと思ったが、これが出来なかった。
結局、最後に、警察所長と言う人にお金(ワイロ)を渡ってチェチェレグから出たのだ。
始めてからの目的はそれだったか!いや、・・・かも・・・分からん。
目的地は露天温泉のある場所、最後の泊まりは少し文明的な場所だった。
無駄な時間使いで完全に暗くなった後、温泉地に着いた。
何日ぶりにお風呂か。熱い温泉で冷たいビール一口が格別だった。
ここは観光客の為のリゾートだった。 野生(?)の我々には相応しくない???
テントキャンピンじゃなくてゲルで泊まった。ピーター兄貴が皆の為に奢ったのだ。
またまた走って、一日走って、また暗くなってウランバトルに帰ってきた。
モンゴルチョロート川への長い旅が終わって行く。

次の日、帰国の前に2時間ほどウランバトル市内を見てみるが、もう心には来年の遠征の企画が始まっていた。
2007モンゴルに続く・・・。

댓글

이 블로그의 인기 게시물

Mamiya-OP エイペックス700

ABU Cardinal C3 & C4

Mitchell(ミッチェル) 908