でも、九州でできた事・・・。
釣りは完全諦めて、平戸から福岡へ帰る事にしました。途中、結構良さそうな温泉を発見して疲れた体を少しチャージしました。 福岡の国吉さんのお宅に行くのです。国吉さんはその「ベールアームが世界を回る」の著者です。 ソウルでお会いした後、久しぶりでした。 ソウルでの時と同じくビールから焼酎へ宴会が始まりましたが、横の棚にはヴィンティージリールが転がっていました。 これは、私の大好きなABUカーディナル44(右)と4(左)ですが、 普通ではありません。最初バージョンなんです。普通モデルとは全然違います。 こんなリールはほぼ新品のまま、直接見るとは思えませんでした。 イギリスのAllcockの「FELTON」です。 このリールの特徴はオシュレーションの代わりに斜めに付いているスプールが捻りながら回る事です。これによってスプールにラインが水平にクロースしながら巻けます。始めてみました。 現代スピニングリールの元、「ILLINGWORTH-1」です。 国吉さんはイギリスの「ハーディ(HARDY)」の大ファンだそうです。 確かに、世界第2次大戦がなかったら現代の釣り具は全然その姿が変わったと思います。ミッチェルもアブもなかったでしょう。世界最高の釣り具は「ハーディ」、これしかなかったかも知りません。 この棚の中のリールは国吉さんの第一陣だそうです。 その名品のハーディのスピニングリールの「ALTEX」がマークⅡからⅤまで、またサイズ別に並んでいました。 中央にあるのは、最初の「ALTEX」、即ち「DUCK FOOT」です。 リールだけじゃありません。 色んなスプリットケーンバンブーロッドはもちろん、色んなカタログ、古書籍が一杯でした。 私には昔に使った釣り糸のシルク糸が新品のまま保存されている事が襲撃でした。 一番左の物は、デュポンが開発したナイロンラインですが、モノフィラメントじゃなくて撚り糸(合糸)です。 「つり人」の創刊号がありました。そして、もっと昔のつり雑誌である「河と海」。 国吉さんのお宅は正に「釣り博物館」でした。 何時かは全ての「タックル」と「釣り史料」を纏めて本当に博物館を作るとヨカです。 国吉さんは、バス用のアメリカンルアーには余り興味ないからと言いながら紙袋からオールドルアーを沢山見せてくれました。主にHEDDON、PAWPAW、FRED ABOGASTなどの...