カーディナル700Uと702はローターブレーキ(フリクションベール)機能が付いていません。 付いていないとキャスティングの時、ローターが勝手に回るからベールが回ってフェジャーリングしている指に邪魔になります。だからこの機能を付いてみました。 この内容は、 ←のリンクの「TAKE'S REEL ROOM」 の竹中さんのHPの中、MITCHELLアボセットのチューニングが現れている「"C"で遊ぶ」ページが大変参考になりました。 先ず、分解。 このシリーズのリールはベール返しが普通の他のリールの逆、上のほうです。ヴィンテージミッチェル308か408もそうでしたが。 なので、下の方、赤い矢印部分にローターブレーキを設置します。 準備物はマジックテープ。 両方使うんじゃなくて繊維がフワフワする方だけを使います。もちろんこれを接着する接着剤が必要です。5分エポキシが一番です。 マジックテープ以外にもクッションがあって磨耗に強いものならOKです。太目のケブラのアシストラインも何本揃ったら良さそうです。 エッジの形に合わせてマジックテープをハサミでカットして接着するだけです。しかし、カットする時、生地がほつれないように注意する必要があります。 リールによってこのローターブレーキの太さは違います。ベールを開く時に出てくるピン(ベール返しにあたるピン)とこのマジックテープの表面との間隙が別々だからです。 ローターの下のワッシャを抜けた700Uは間隙が狭くなった分、確実にローターブレーキの効果がありましたが、702はピンとの間隙が結構離れていてマジックテープの接着するエポキシを盛り上がって太くしています。 ローターブレーキ完成。